カボチャ 「コリンキー」
果皮は鮮やかなレモン色、和・洋・中華・漬物いずれにも使える
特性
1.果皮・果肉ともに鮮やかなレモン色で美しい。未熟果はやわらかくクセがないので、皮ごと食べられる。
2.食感は歯ざわりよく、サラダや浅漬けにしておいしい。そのままスライスしてドレッシングで、また軽く塩もみして鮮やかな黄色を引き立ててサラダに。浅漬け、キムチ、ぬか漬け、いずれもおいしい。
3.収穫は開花後10〜15日、大きさは300~1,000g程度で収穫する。
4.雌花率が高いので連続して収穫できる。とり遅れて果皮がオレンジ色になると硬くなり、生食に不向きであるが、グリルしたり、ジャムやプリンなどに使用するとおいしく食べられる。
適応性
冷涼な気候を好みます。草勢が強いのでトンネル、露地栽培での放任栽培に向きます。 土質の適応性は広く、好適pHは5.6~6.8程度で、耐乾燥性、吸肥性があり栽培しやすいです。
要点
栽植密度は畝幅5m、株間1m(10a当たり200株)を標準とします。
原則として放任栽培としますが、定植後2週間くらいして親づるが伸び始めたら、つるが交差しないよう一定方向に誘引します。着果は親づるだけは10節以降に、あとは放任します。
収穫
開花後10〜15日で収穫します。果実の重さは300~1,000gでレモン色からオレンジ色に着色し始めた範囲で用途に応じた大きさ、色を決めて収穫します。果実を大きくして収穫すると生理落果してしまう果実が多くなり、収量も減ってしまい食味も劣るので、幼果収穫を心がけます。果実の果皮は特にやわらかいので傷つけないよう注意します。
栽培上の注意点
※「コリンキー」の農薬取締法上の適用作物は「カボチャ」です。
本品種の品種登録は「カボチャ」で登録されておりますので、農薬取締法上の適用作物は「カボチャ」となります。ただし、若どりにより栽培期間が短くなるため、希釈濃度や収穫前日数に十分注意して農薬が残留しないよう適切に使用する必要があります。