ネギ 「春扇」
良品多収で食味抜群の晩抽一本ネギ
特性
1.合黒系晩抽一本ネギ。分けつの発生はほとんどない。
2.立葉で葉折れが少なく、機械管理作業が容易である。
3.早生で太りが早く、特にトンネルの5月収穫では、秀品率が高く極多収となる。
4.軟白部は繊維質が少なく、肉厚で食味がよい。
5.苗のそろいや定植後の生育がよいため露地育苗のほか、チェーンポットやセル育苗での栽培で特に能力を発揮する。
要点
1.早まきは抽だいの原因となるので、収穫時期および栽培地域にあった播種適期を厳守します。
2.10月まき栽培では、定植時にトンネル被覆を行い、防寒および抽だいの防止に努めます。
3.苗作りは良品多収の第一歩。苗の肥料切れ、老化苗の定植や厳寒期の肥料不足は、抽だいや分けつを誘発する原因になるので特に注意します。
4.5〜7月まきは、定植期が高温乾燥期なので、定植後は灌水し、スムーズな活着を促してください。
5.高温期はヨトウムシ、ハモグリバエ、アザミウマ等の活動が活発で、致命的な被害を及ぼすことがあるので、病害虫防除に努めましょう。