ケイトウ(鶏頭) 「レッドクリフ」
特長
花壇向きの中高性の羽毛ケイトウです。鮮やかな銅葉に、花穂は緋赤色でボリュームがあるのが特徴です。
夏は生育旺盛でカラーリーフとして楽しみ、花穂の見ごろは晩秋からです。大株となるため、寄せ植えやニーハイ(膝丈)ガーデンなど、夏から秋の植栽アイテムとしておすすめです。
※肥培管理などの栽培環境によって発色が異なります。
用途
ポット苗および大鉢仕立て
作型
ポット苗:春まき夏出荷または、夏まき秋出荷。
大鉢仕立て:春まき秋出荷。
播種
発芽適温25℃前後、発芽日数は5~7日です。
直まきまたは、播種専用培養土を使用したセルトレーまきが基本です。
育苗
生育適温25℃程度。
セル育苗での老化苗は花芽が優先されるため注意が必要。
一般草花用培養土、または消毒済み用土に土壌改良材を加え、よくなじませた保水、排水性よく活性力のある培養土を使用します。
定植
10.5cm~15cmポットに1本植え、大鉢仕立ては6~8寸に3本植えが基本です。
ケイトウは移植を嫌うため、セル苗利用の際は丁寧に扱うようにしてください。植え傷みは、花穂の乱れの原因となります。
肥料
草花一般の施肥が基本です。
株の状態で判断し「鉄力あくあ®F10」「サカタマモル ネイチャーエイド」「ホストップ 」などの液肥でコントロールしてください。
栽培
発芽、生育適温は25℃程度で、適温を守り、発芽後は過湿を抑え、徒長や立ち枯れなどの病気を避け管理します。
加温・電照によって2月からの播種が可能です。栽培温度は最低気温12℃以上が理想で冷水灌水は注意し、水温15℃以上を保つようにしてください。育苗中は灌水代わりに適宜薄い液肥を与えます。低温、過湿、乾燥には注意してください。生育が極端に悪くなり病気発生の誘因となります。
育苗期間中は温度、灌水、株間などでコントロールし、丈の伸びを防ぎます。
病虫害
立枯病、疫病など土壌消毒が必要です。
全栽培期間を通しアブラムシ、スリップス、高温時のハダニに注意してください。
出荷
穂着色時より可能ですが、穂長が長い方が有利です。