ナス 「マー坊®」
とろけるおいしさ!赤紫色が鮮やかなナス
特性
1.やや曲りのある細長タイプ。果実は長さ25~30cm、太さ2~2.5cm、果重は約70gが収穫適期。果色は鮮やかな赤紫色で、日に当たることでより濃い紫色になる。
2.最大の特長はすぐれた食味。皮、肉質ともにやわらかく甘みがある。油との相性がとてもよく、加熱調理をするととろけるような食感になる。
3.着果性がよく、1株から20~40本程度収穫できる。栽培方法も従来のナスと変わらず、露地でもつくりやすいが、良品収穫には雨よけ栽培がおすすめ。草勢はややおとなしく、定植後の管理がしやすい。草丈は露地栽培で、1~1.5m前後になる。
要点
栽培方法は従来のナスと同じです。「マー坊」は乾燥や温度変化などのストレスを受けると果実が曲がりやすくなります。曲がりや傷の少ない青果を収穫したい場合は、ハウスでの栽培をおすすめします。
・元肥の施肥量は、圃場、栽培期間により異なりますが、ハウス栽培では10aあたり成分量で窒素10kg、リン酸20kg、カリ10kgを標準とします。(露地栽培の場合、1~2割増やします。)
・追肥は1番果収穫時から始め、以後10~14日ごとに窒素とカリを主体に10aあたり2~3kg程度施します。
・畝幅1.8~2.0m、株間50~60cmの間隔で定植します。
・誘引、整枝は栽培期間によっても異なりますが、草勢をコントロールしやすいV字型の3本仕立てにし、老化葉や重なっている葉の摘葉を行って樹の内側まで光が当たるようにします。
・水分が不足すると果実が硬くなったり、曲がりやすくなるので十分な水やりを心がけます。
・収穫は果実の太さ2~2.5cmを目安に行います。