レタス 「レッドウェーブ」
耐寒性が優れ、尻腐れの少ないサニーレタス
特性
1. 耐寒性があり、尻腐れはほとんどなく、出荷、調整が容易です。
2. 厳寒期の株張りがよいです。外葉が大きく中心部まで包むので、箱詰めにしたとき見栄えがします。
3. 葉肉は厚く、やや多汁ですので食味がよく、日持ちもよいです。
適応性
温暖地・暖地の冬春どり作型に適します。土壌はとくに選びませんが、酸性土壌では生育が悪くなるので注意します。
育苗・育苗管理
セル、ペーパーポット、ソイルブロックなどを用いて育苗します。
発芽ぞろいまでは乾燥に十分注意し、一斉発芽させます。レタス類の発芽最適温度は18~20℃なので、低温期は温床線などで加温し、高温期は寒冷紗やヨシズなどで気温を下げるとよいです。
ビニルハウスなどでの育苗は高温になりやすく、軟弱徒長ぎみとなるので、十分換気して20~22℃の温度を目標とします。低温期の定植では苗を十分に順化させ、活着不良や生育の遅れにつながらないようにします。また、老化苗は活着や生育に影響があるので若苗で定植します。
定植準備
水田圃場は早めに排水を行い、乾燥させておきます。10a当たり完熟堆肥2,000kg以上、苦土石灰を90~100㎏を全面に散布し、深く耕起しておきます。施肥量は作型、前作や土地の肥沃度により加減を必要としますが、10a当たり成分量で窒素25㎏、リン酸20㎏、カリ25㎏を標準とし、年内どりはやや少なめにし、普通は定植の2週間前に全量元肥にして施します。
収穫
収穫の目安は草丈23㎝、重さ300gとし、収穫後は速やかに作業室か日陰のところに運び、下葉や枯れ葉を除去して調整、出荷します。