レタス 「オーディブル」
肥大力が優れる厳寒期どり向け、
ビッグベイン病耐病性品種
特性
1.厳寒期どりサリナス系の中早生品種
2.レタスビッグベイン病に耐病性がある。
3.外葉の生育が旺盛で、玉も肥大力がある。
4.生育が旺盛で結球性が優れ、大玉になるので加工用にも適する。
5.トンネル栽培だけでなく、べたがけ栽培にも適する。
適応性
一般地・暖地 9月下旬~10月下旬まき→1月中旬~3月中旬どり 極端な早まきや遅まきは、玉のとがりや肥大不足、抽だいを招く恐れがあります。品種本来の特性をよりよく発揮させるためにも、作型図を確認し、播種期に注意してください。
播種
最適発芽温度は18~20℃で、15~25℃の範囲であれば十分な発芽率が得られると言われています。
「オーディブル」の播種期である9月下旬~10月は年によって残暑が長く厳しかったり、ハウス内での育苗では育苗床の温度が上がりすぎてしまうことがあります。育苗床の温度が高くなりすぎると休眠に入る可能性があるので、特に発芽するまでの温度に気をつけます。
病害虫防除
ビッグベイン病耐病性ですが、全く発病しないということではなく、菌密度の高い圃場や排水の悪い圃場では発病する可能性が高くなります。このような圃場では、土壌消毒や薬剤処理、排水改善など、総合的な対策をとることが必要になります。
また土壌水分が多い状態での被覆状態はトンネル内の湿度が高くなり、灰色カビ病や菌核病などの病害が発生することがあるので、被覆前の防除を徹底することや換気を行うと、病害の発生を未然に防ぐことができます。
収穫
玉が締まり過ぎないよう適期での収穫を心がけて、新鮮なレタスを消費者の皆様にお届けしましょう。