トルコギキョウ 「トルコギキョウ クラリス シリーズ」
特長
当社育成の中早生大輪八重咲き品種です。茎がかたく非常に作りやすい品種で、温度が上がっても花首が垂れることはなく、さら育苗時の初期成育・苗そろいもよい品種です。茎がかたく、ボリュームもとりやすいですが、ブラスチングは発生しやすいです。早生品種ですが暖地でも3月末から、温暖地・寒冷地では9月ごろまでの出荷を目標の栽培が好適です。
用途
切り花
作型
周年栽培が可能です。中生品種であり、春から夏切りまた、秋切り栽培が有利です。
播種
周年栽培できます。
発芽適温は23℃前後です。25℃以上ではロゼットに入り、20℃程度が理想です。
「苗当番 タネまき用」などの播種専用培養土を使用し、セルトレーの利用が理想です。
培養土には十分灌(かん)水し、播種後にすぐペレットが壊れるよう管理し、乾燥に注意してください。
低温時は農電ケーブル上で発芽させてください。発芽日数は10日前後です。
育苗
栽培適温20℃。最低15℃以上で、光線は十分に当ててください。
定植
12cm×12cm程度の株間が標準です。
本葉4対程度までに定植してください。播種後60日以内が目安で、老化に注意してください。
定植床は事前に深くまで十分灌(かん)水し、土壌水分量を高めてください。
低温期の定植では事前に暖房し、床を暖めてから定植してください。
断根、過度の乾燥にあうとロゼットに入ることがあるので注意してください。
培養土
定植床には完熟堆肥などの有機質を入れて土壌消毒することが理想で、「バイテクバイオエース®」「リフレッシュ®」などの土壌改良材を加えて活性力のある培養土にしてください。
肥料
前作の肥料残効量を考慮し、EC0.5を目安とします。pH6.5前後です。
元肥主体とし、標準施肥量N,P,Kを各1kg/a内外入れてください。
多肥料栽培は禁物です。花芽着生が遅れ、葉が茂り、分枝発生がなくなります。
株の状態で判断し「ペンタキープG」「鉄力あくあ™F10」「有機の液肥 ネイチャーエイド」「ホストップ 亜リン酸液肥 (0-25-20)」などの液肥でコントロールしてください。
栽培
定植直後は土壌下方水位への水筋をつけ、直根を張らせるため多めの灌(かん)水をしてください。
定植後1週間は下位への根を張らせるため、過剰な灌(かん)水は禁物です。その後適宜与えてください。
採花までの水管理は、初期に多めで除々に減らし終盤は切ってください。
基本的に積算温度での開花です。高温時は温度を下げ、低温時は加温してください。
作型により栽培方法が異なります。作型を考慮し、温度、水分をコントロールしてください。
病虫害
高温育苗時に立ち枯れ病が発生しやすいため、土壌消毒で予防してください。
採花
天花を摘除し、側枝第一花数輪開花後から出荷可能です。
備考
トルコギキョウは作型が多く、地域により栽培が異なります。詳しくは市販参考書などを参照してください。
作型図
シリーズ商品の紹介
商品名 | クラリス ピンク |
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商品名 | クラリス (2型) ライトピンク |
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商品名 | クラリス ライトピンク |
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