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トルコギキョウ 「PF ダブル® スノー」

品目 トルコギキョウ
原産地 北アメリカ メキシコ
リンドウ
トルコギキョウ

特長

世界初の無花粉の八重咲き品種。「ロジーナ (3型)」と同程度の早晩性。花が花粉で汚れず、開花日数が長い。寒冷地の初夏から秋彼岸、温暖地の秋出荷がおすすめ。
※低温や低日照下の栽培要因によっては、アイボリーホワイトが30%程度発生することがございます。あらかじめこの旨ご了承のほどお願いいたします。

用途

切り花

作型

中晩生の品種のため、寒冷地の初夏から秋出荷、温暖地の秋出荷に向きます。

播種

発芽20℃程度が理想です。播種専用培養土を使用し、セルトレーなどを用いて育苗します。播種後にすぐペレットが壊れるよう十分に灌(かん)水し、乾燥に注意して管理してください。低温時の育苗は発芽温度管理に注意します。発芽日数は10日前後です。

育苗

栽培適温20℃。最低15℃以上で、光線は十分に当ててください。

定植

12cm×12cm程度の株間が標準です。
本葉4対程度までに定植してください。播種後60日以内が目安で、老化に注意してください。
定植床は事前に深くまで十分灌(かん)水し、土壌水分量を高めてください。低温期の定植では事前に暖房し、床を暖めてから定植してください。断根、過度の乾燥にあうとロゼットに入ることがあるので注意してください。

培養土

定植床には完熟堆肥などの有機質を入れて土壌消毒することが理想で、「バイテクバイオエース®」「リフレッシュ®」などの土壌改良材を加えて活性力のある培養土にしてください。

肥料

前作の肥料残効量を考慮し、EC0.5を目安とします。pH6.5前後です。
元肥主体とし、標準施肥量N,P,Kを各1kg/a内外入れてください。
多肥料栽培は禁物です。花芽着生が遅れ、葉が茂り、分枝発生がなくなります。
株の状態で判断し「ペンタキープG」「鉄力あくあ™F10」「有機の液肥 ネイチャーエイド」「ホストップ 亜リン酸液肥 (0-25-20)」などの液肥でコントロールしてください。

栽培

定植直後は土壌下方水位への水筋をつけ、直根を張らせるため多めの灌(かん)水をしてください。
定植後1週間は下位への根を張らせるため、過剰な灌(かん)水は禁物です。その後適宜与えてください。
採花までの水管理は、初期に多めで除々に減らし終盤は切ってください。
基本的に積算温度での開花です。高温時は温度を下げ、低温時は加温してください。
作型により栽培方法が異なります。作型を考慮し、温度、水分をコントロールしてください。

病害虫

高温育苗時に立枯病が発生しやすいため、土壌消毒で予防してください。

採花

無花粉のため、花粉汚れが無いので、収穫期間を延ばすことが可能。
1番花は圃場で摘花し、2番花が開花し、3番花の蕾が咲き始める前頃から出荷可能です。

備考

本種は「ロジーナ (3型)」 の栽培に準じます。

ポイント 品種説明

夏から秋出荷が可能な中晩生の品種です。花形もバラ咲きでかわいく、ブライダルなどの業務から小売店などの消費者向けのどちらにも向く品種です。

作型図

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