スイカ 「金山」
着果が安定し、甘みが強く、日持ちが優れ、輸送性が高い
特性
1.トンネル栽培および露地栽培に適し、トンネル栽培での着果性も高く、栽培しやすいです。
2.果重6~7kgのやや腰高型で球ぞろいがよく、肉質は適度にしまり日もち性がよいです。
3.糖度11~12度で食味よく、成熟までの日数は6~7月収穫で開花後43~45日が目安です。
適応性
親づる1本と子づる2本の3本に仕立てます。極端な低節位に着果したものは摘みとり、15~25節に着果させるようにします。つるが伸び始めたら敷きワラをします。つるボケの心配は少ないですが、元肥の窒素肥料は控えめとし、果実がこぶし大になったころ化成肥料を施します。
畑の選定
梅雨期を経て、高温・乾燥期の栽培になるので、梅雨期に地下水が高くなると通気性がわるくなり、根張りが浅くなって、その後の乾燥で被害を受けて草勢が急激に衰えやすいため、排水のよい畑を選んで作付けし、根が深く張るように心がけることが大切です。
肥培管理
スイカの施肥には、骨粉、米ぬか、菜種油かすなど有機質肥料が用いられますが、これは、3成分の割合がよいこと、肥効がゆるやかなため、草勢のバランスがよく、着果・品質・甘みが増すためで、元肥は有機質を主体にした肥料設計が大切です。