エダマメ 「いきなまる」|タネ(種)・苗・園芸用品なら【サカタのタネ】

エダマメ 「いきなまる」|「サカタのタネ」 - 花・野菜・ハーブ・農園芸資材に関する豊富な情報を中心に、ガーデニング・家庭菜園を愛好される皆様や農家の皆様のお役に立つ情報を掲載中。

種苗メーカー「サカタのタネ」商品総合案内サイトの「エダマメ 「いきなまる」」をご覧の皆様へ
当サイトでは、各商品(花・野菜・ハーブ・農園芸資材)の豊富な情報やオリジナル品種の特性・育て方・栽培方法を調べることができます。また、当社ブランドの最新情報やキャンペーン情報も掲載しております。プロの方から愛好家の方まで、ぜひご活用ください。

エダマメ 「いきなまる」

白毛・早生 ほんのり香りがある、おいしいエダマメ

特性

1. 79~80日タイプ(関東標準)の早生品種で、幅広い作型に適応する。
2. 極早生品種同様に早い作型の栽培にも適し、秋収穫(抑制栽培)にも適応性がある。
3. 3粒莢率が高く、ほんのり香りがある。
4. ハウス・トンネル作型でも安定して着莢する。
5. 「天ヶ峰」と比較して、分枝が少なく(出荷調整が容易)、草姿がコンパクトでおとなしいが、莢が大きく、色も濃い。
6. 密植栽培(株間15cm程度)に向く品種であり、密植した方が樹が伸びて収量も増加する。

適応性

一般地、暖地のハウス、トンネル栽培から、高冷地・冷涼地の露地栽培まで適応します。早まきしても樹ボケしにくいため、特にハウス、トンネル作型のような早い作型において、高い能力を発揮します。 また秋収穫*(抑制栽培)も可能です。 *秋収穫について・・・栽培後半にかけて、地域により温度の下がり方に差があるので、作型設定に注意します。

畑づくり(圃場準備)

エダマメは連作障害が出やすいので、同じ圃場での栽培はできるだけ避けます。圃場の準備は、早めに完熟堆肥、石灰の全量を施し、通気性のよい土づくりをします。施肥量は圃場の肥沃度や作型などにもよりますが、10aあたり窒素7㎏、リン酸12㎏、カリ10㎏程度を標準とします。追肥は開花期から着莢期に施すと子実の太りや莢色がよくなります。施肥量は10aあたり、窒素、カリそれぞれ2㎏程度を目安とし、草勢を見ながら調整します。

播種と育苗

ハウス栽培やトンネル栽培など地温が上がらない時期は育苗を行い、移植栽培とします。発芽適温は25℃前後。発芽後は十分に換気を行い、床温を15℃程度まで下げ、徒長させないように注意します。露地栽培で直播する場合は、遅霜の心配がなくなってから播種します。畝間40~50㎝、株間15~20㎝とし、1穴3~4粒まきとします。間引きは初生葉が展開し、第1本葉がわずかに出たころに行い、根元を切り取るなどして、根を傷めないように1~2本仕立てにします。

定植および定植後の管理

初生葉が展開し、本葉が見えたころまでが定植の適期です。ハウス、トンネル栽培の場合、畝間20~30㎝、株間15~20㎝で1~2本仕立てとします。

病害虫防除

アブラムシ、カメムシ、メイガ類、ダニ類などの被害があると品質が落ちるので、病害虫の発生予察情報や、圃場での発生状態に注意し、発生初期からの防除を徹底します。

収穫

高品質エダマメを収穫するためにも適期収穫を心がけます。収穫は莢温が上がらない午前中に行い、調整は涼しい場所で行います。収穫後に収穫物の温度を上げないようにすることが、食味を落とさないポイントとなります。

作型図