デルフィニウム 「デルフィニウム プデル シリーズ」
特長
シネンシスタイプとしては草丈がとりやすく、早生で栽培しやすいシリーズです。カジュアルな花束やアレンジメントに好適です。シネンシスタイプで特有の、暖地の越冬栽培で、2番花、3番花採花の頃になってからの株落ちが出にくい経済的な品種です。
用途
切花
作型
初夏から夏まきによる冬から初夏きりが基本です。
地域により作型が異なり暖地は冬季、高冷地は夏季採花が有利となります。
播種
7~2月。発芽適温15~20℃。発芽日数21日。
25℃以上になると発芽、生育が極端に悪くなります。嫌光性のため、覆土は隠れる程度にかけます。
「苗当番 タネまき用」などの播種用土を使用、200穴のセルトレーに1~2粒播きし、播種前に十分潅水します。播種後、新聞紙等で覆い、乾燥防止を施し、発芽前に新聞紙を取ります。暖地の年内きりでは冷蔵庫内での播種が有効です。
育苗
栽培適温15~20℃。光は十分に与えます。
定植
管理時期により異なりますが、20×20cmの2条千鳥植えか、25×25cmの2条植えが標準です。
秋植えでは高温管理を嫌うため定植は平均気温20℃を下回ってからが理想です。
本葉4対程度で定植し、断根、過度の乾燥にあたるとロゼットに入る事があるので注意します。
用土
定植床には完熟堆肥などの有機質を入れ土壌消毒が理想で、「バイテク バイオエース®」、「リフレッシュ®」などの土壌改良材を加え活性力のある用土にします。
肥料
前作の肥料残効量を考慮し、EC0.5を目安とします。
基肥主体とし、標準施肥量N:P:K=1.2kg:1.2kg:1.2kg/a。
多肥料栽培は禁物です。
株の状態で判断し「ペンタキープG」「鉄力あくあ™F10」「有機の液肥 ネイチャーエイド」「ホストップ 亜リン酸液肥 (0-25-20)」などの液肥で適宜追肥を行ってください。
栽培
本来は耐寒性多年草ですが、営利栽培では耐寒性1年草扱いが妥当です。
発芽適温は低く暖地の営利栽培では冷蔵庫内での播種が有利となります。
定植は夜温が下がってから行い、定植後は過剰潅水を避け、その後採花までは極少な目に抑えます。1番花採花後は多目に与え、分枝出芽を促します。
病虫害
過湿条件で灰色カビ病、立枯病、ナメクジ。
乾燥条件でうどんこ病、ハダニ類が発生します。ハウス内の通気に留意してください。
採花
数輪開花後より。
備考
秋植えでは高温管理を嫌うため定植は平均気温20℃を下回ってからが理想です。
作型図
シリーズ商品の紹介
商品名 | プデル ブルー |
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商品名 | プデル シェルピンク |
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