ポップコーン 「まるポップ」
ボリューム満点!丸くはじけるポップコーン
特性
・従来のポップコーンと異なり、丸く爆ぜるマッシュルームタイプ。
・調理後はその形状から均一に味付けしやすい。
・長めの大型穂で収量性が高い。橙黄色で、やや丸みを帯びた大型粒。
・背丈が高く、草勢旺盛な極晩生品種。主茎下部の一部や葯、絹糸に赤色を呈する。
要点
一般的に、スイートコーンにポップコーンの花粉が受粉すると食味が低下する場合があるので、
スイートコーンと最低200m以上話して栽培するか、開花がずれるように播種時期を遅らせます。
収穫時期の目安は開花してから50日程度で、包皮が十分に枯れてきたころになります。
畑づくり(圃場準備)
肥料はスイートコーン栽培と同様に、窒素、リン酸、カリそれぞれ10aあたり25kgを標準とします。
草勢は旺盛なので株間はやや広めの株間30〜40㎝×畝間90㎝を目安とします。
栽培株数が少ないと不稔を助長する可能性があるので、2列以上でできるだけ多く栽培するとよいです。
播種
発芽を安定させるために、最低15℃以上地温を確保してから、人差し指の第一関節程度の深さ(2〜3㎝)を基本とし、1穴3粒まきとします。
生理障害・病害虫防除
病害対策として、水はけをよくするなど栽培環境を整え、適期に種まきを行い予防します。
アワノメイガ、アブラムシ、ネキリムシなどの害虫が発生することがあるので発生前から定期的な防除を行うことが大切です。
カラス・スズメ、ムクドリなどの鳥害はネットを張って防ぎます。
収穫
畑で雌穂の皮が茶色になるまで完熟させます。絹糸抽出日から50日目以降が収穫の目安となります。
ポップコーンは1番穂だけでなく、2番穂や分けつについた穂も全て収穫可能です。
ただし、スイートコーンと同じく、2番穂以降は必ず着果するわけではありません。