台木メロン 「デュアルアタック」
栽培後半でもしおれにくく草勢を維持。メロンつる割病・メロンえそ斑点病複合耐病性台木メロン
特性
1.メロンつる割病レース0、1、2抵抗性、レース1,2y、1,2wに強い耐病性、メロンえそ斑点病抵抗性、メロンうどんこ病抵抗性(ただしレースによっては発病する)。
2.胚軸が太いので、接木作業が容易。穂木との親和性に優れ、活着率も高い。
3.自根に比べると根張りがよく、草勢はやや強い。低温期の栽培で草勢が弱い場合や栽培後半につるがしおれやすい作型に向く。
4.着果性への影響は少なく、果形が乱れにくいため、使い勝手がよい。
5.肉質・糖度などの果実品質は安定し、発酵果や青臭み果の発生が少ない。
要点
・草勢は開花期から栽培後半にかけて特に旺盛となり、多肥栽培では雌花の着生、着果、果実品質に影響を及ぼす恐れがあるので、自根栽培よりやや少なめの施肥設計を心がける。
・メロンつる割病レース1,2y、1,2wには強い耐病性があるが、完全な抵抗性ではないので、激発圃場では太陽熱消毒、土壌消毒などを併用して総合的防除に努める。