タァツァイ 「緑彩二号」
生育旺盛な開張型。そろいのよい大型多収タァツァイ
特性
● 晩抽性で、品質のよい大型の多収品種。周年栽培が可能。
● 開張型で初期から生育旺盛で、そろいが非常によい。
● 寒さに当たるほど伏型になる。
適応性
露地栽培の早春まきの限界は、サクラの花が満開になるころを目安にします。温暖地では、4~9月まきができます。トンネルやハウスを利用すれば、1~4月まきもできます。 土壌の適応性は広く、とくに土質は選びませんが、排水、保水よく、有機質に富んだ土壌が最適です。またアブラナ科野菜との連作は、できるだけ避けます。
肥培管理
10a当たり窒素、リン酸、カリそれぞれ15㎏を標準とし、高温期は1/2~2/3程度にします。堆肥を十分に施用し、土壌の団粒化をはかり、排水、保水をよくします。
播種
〔直まきの場合〕畝幅1.2~1.5mの平床をつくり、条間、株間は、高温期18㎝、低温期25㎝程度の点まきとし、1穴3粒ほど播種します。
間引き
本葉1~1.5枚のころに2本立ちとし、本葉3~4枚のころに1本立ちにします。
〔育苗栽培〕幼苗期の保温管理で抽だいを遅らせるほか、在圃期間を短縮し、輪作を容易にするなどの有利性があります。ペーパーポットやレタス用ミニポットを使用し、本葉3~4枚で定植します。床温15℃で育苗すると、20~25日程度で定植苗になります。
ポリマルチを利用すれば、生育促進、株の汚れ防止に効果があります。黒色のポリマルチは除草効果もあります。
病害虫防除
ヨトウムシ、コナガ、アオムシなどの害虫は、幼苗期から定期的に薬剤散布をして防除に努めます。
春、秋の長雨の時期は、べと病や白さび病が発生しやすいので、株間を少し広めにするとともに、発病前から定期的に防除します。
収穫
葉長25㎝くらいを目安に収穫します。1株重150~250gを目標にすれば、播種後、春まきで45~50日、夏まきで45日程度の日数になります。
秋まきでは50~60日で収穫期になりますが、長期間収穫を続けたり、大株になり過ぎたりした場合には葉長25㎝程度になるよう、外葉を切りとって調整することもできます。