「好光性種子(こうこうせいしゅし)」とは
【意味】
発芽に光を必要とする、植物のタネのことです。発芽するときに光が必要なタネのため、タネをまいた後にタネの上に土をかける(覆土)必要がありません。しかし、この状態だと土の表面が乾燥しやすいので、タネまき用に開発されたピートバンを十分に給水させて、タネまきすると失敗を少なくできます。
「好光性種子」の反対語は「嫌光性種子」です。
【使用例】
「このタネ、好光性種子だから、土をかけ過ぎると芽が出なくなるから気を付けてね!」
【豆知識】
好光性種子は覆土をしないため、勢いよく水やりをすると、タネが流れてしまうことがあります。ジョウロのハス口を上に向けて、優しいシャワーになるように水やりを行います。
水たまりになるようなら、その前に一度水やりを止めて、水がひいたら再開して、何回かに分けて水やりをしましょう。
代表的な好光性種子としては、野菜ではニンジン、コマツナ、レタス、セロリ、カブなど、花ではベゴニア、ペチュニア、キンギョソウ、トルコギキョウが挙げられます。