ブロッコリーは家庭菜園でも人気の野菜です。
ポイントを押さえて、おいしいブロッコリーを育ててみましょう。
ブロッコリーは冷涼な気候を好みますが、暑さや寒さにも割合強く、タネまきは冬、春、夏と可能です。しかし、冬まきでは加温育苗やトンネル栽培が必要ですので、家庭菜園では夏まきで秋~冬に収穫する品種が作りやすいでしょう。
また、ブロッコリーはタネから育てることもできますが、苗を購入して育てることも可能です。苗から育てる方が失敗が少ないので不安な方は苗を購入するのがおすすめです。
生育条件 | |
---|---|
日当たり | 日なた |
土壌酸度 | 弱酸性 |
発芽地温 | 20~25℃ |
生育適温 | 15~20℃ |
品種にはタネまきから収穫までの日数が120日以下の早生品種、145日以上の晩生品種があります。この中間は中生品種です。花蕾の元となる花芽ができるには低温が必要です。早生品種はその温度が比較的高い品種。晩生品種はその温度が比較的低く、株が大きくならないと花芽ができません。
また、花蕾の付き方から、主枝に大きな花蕾が付く頂花蕾型と、主枝と側枝両方に付く頂・側花蕾型の二つに分けられます。家庭菜園では、頂・側花蕾型の早生品種や中生品種を中心に組み合わせて栽培すれば、花蕾を次々と収穫でき、楽しみが増すでしょう。
「初心者でも失敗しないブロッコリーの選び方」はこちら
監修:農学博士 菅野紹雄
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箱まきの場合は深さ1cmほどのU字溝を8cm間隔で作り、1粒ずつ1cm間隔でまきます。ポット(7cm前後)まきの場合、直径3cmで深さ1cmの穴を作り、3~4粒をお互いに離してまきます。覆土はタネが隠れる程度にして、たっぷりと水やりをします。
用土は市販の野菜用用土が便利でしょう。高温対策として、夏まきでは日ざしを和らげるために、箱またはポットの上を、寒冷紗あるいはよしずで覆います。冬まきでは加温・保温して育苗する必要があります。
箱まきの場合、葉が混み合わないうちに適宜間引きして、本葉2枚程度になったらポットに移植します。ポットまきでは1週間ほどで2本立ちに間引きし、本葉2枚になる頃に1本立ちにします。定植が近くなったら苗を露地条件に慣れさせるため、寒冷紗をはずします。
水やりは朝に行いますが、過湿に弱いので夕方には表面が乾く程度にして、がっちりとした苗を育てましょう。育苗期間は夏まきが30日(本葉は5~6枚)、冬・春まきは35日(本葉4枚程度)が目安です。
定植の2週間以上前に苦土石灰を全面散布して深く耕し、1週間前に元肥を施します。定植は株間を40~50cmとして、深植えにならないよう株元が少し高くなるくらいに植えつけ、水やりをします。よい花蕾を取るには大きく充実した株にすることが重要です。生育状態を見ながら、速効性の液肥や追肥用の化成肥料を施します。
1平方メートル当たり、苦土石灰は約100g、元肥は完熟堆肥約2kg、化成肥料(N:P:K=8:8:8)2握り(約100g)とします。追肥(1株あたり化成肥料1握り)は1回目は活着して生育を始めるころ、2回目は花蕾が見え始めるころとし、同時に中耕と土寄せをします。
頂花蕾は全体が十分に発育し、硬くしまった塊のうちに主枝をナイフなどで切り取ります。側花蕾は側枝をハサミで切って収穫します。頂・側花蕾型の場合、立派な側花蕾を収穫するためには、多少若い頂花蕾を短めに切り取った後、追肥をした方がよいでしょう。
追肥は化成肥料を、1株当たり1握り施します。冬になると花蕾が紫色になることがありますが、ゆでると緑色になるので問題ありません。
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