毎年春が来ると、店頭に並ぶたくさんのサンパチェンスたち。一気に春を感じさせてくれます。 そのサンパチェンスは一体どんな場所で育ち、どんな場所からやってくるのでしょう。サカタのタネでは、消費者の皆さまに少しでも元気なサンパチェンスの苗をお届けするためにさまざまな工夫をしています。
全国各地で生産されるサンパチェンス
サンパチェンスは、北海道から沖縄まで、全国各地で生産し、皆さまへお届けしています。
皆さまのお住まいの地域になるべく近いところで生産することで、鮮度の高い苗を皆さまへお届けしたいとの思いからです。
いまだ発展途上ですが、地元で生産された苗を地元で消費する、そんな未来を目指して、日々努力を重ねています。

サンパチェンスの地産地消を目指す三つの理由
1つめは、新鮮で元気な苗をお届けできることです。植物の初期生育で、元気な苗を購入できるのは大事なポイント。サンパチェンスはもちろん、植物にとって輸送距離が長ければ長いほど傷みやストレスの原因になります。全国に生産拠点をおくことで、植物にも優しく新鮮な状態でお店に並べることができます。
2つめは、輸送距離を短くすることで、エネルギーの排出量を削減、さらに輸送ドライバーの労働負担を軽減することができます。これにより、環境への影響を最小限に抑えつつ、物流コストの削減も実現可能になります。また、地域内で消費が促進されることで、地域経済の活性化も期待できます。
3つめは、お客様のお住まいの地域と生産地の気候が大きく異ならないということです。植物にとって、栽培環境の変化はとてもストレスのかかること。引っ越しや進学・就職・結婚・出産など自分をとりまく環境が変わる人生の節目は、人間だって少なからずストレスを受けますよね。それは、植物でも同じです。ストレスをできる限り軽減することで、サンパチェンスはすくすくと成長できます。
サンパチェンスを通じて持続可能な社会の構築に貢献したい、そんな取り組みです。