The Beautiful Recipe of PF Double -「PF ダブル」をピッチャーに生ける-The Beautiful Recipe of PF Double -花「PF ダブル」をピッチャーに生ける-

 
「PF ダブル」をピッチャーに生ける-「PF ダブル」をピッチャーに生ける-

ころんとしたまるいフォルムの花材を生かした
素朴だけど洗練されたレシピをご紹介します。



花材を選ぶ

トルコギキョウ PF ダブル、ユーカリ ポポラス、コデマリ、スカビオサ ステラータ(実)トルコギキョウ PF ダブル、ユーカリ ポポラス、コデマリ、スカビオサ ステラータ(実)

「PF ダブル」のころんとした
「まるい」フォルムに合わせて
丸葉のユーカリ、丸葉のコデマリ
そして少しユニークなまるい実の
スカビオサの3種を組み合わせました
もうひとつのこだわりは、
ニュアンスカラーをキーワードにした色みです

このようにちょっとこだわった組み合わせで
シンプルだけど洗練されたアレンジを目指します



花材を切り分ける

花材を切り分ける花材を切り分ける

まずは花材をピッチャーの
高さに合わせて切り分けます
葉が大きいユーカリは短めに
コデマリとスカビオサは
高さを出したいので少し長めに
水に浸かる部分の葉を落として準備完了



重みを感じるような花びらいっぱいの
「PF ダブル」はピッチャーの注ぎ口に
もたれかけるように
束ねて挿します

取っ手側は空けて
斜めに挿すのがポイント

空けておいた余白の部分には短めに切ったユーカリの葉を生けます

まるいフォルム同士相性ばっちりです

これだけでもじゅうぶん完成度の高いアレンジに

次は少し高さを出すために
コデマリをユーカリの間に
バランスよく挿していきます

そして最後はスカビオサ

高さを違えて空間に遊ばせるように生けたら
「PF ダブル」の美しさが強調されたアレンジの完成です

フォルムと色みにこだわったアレンジ

「PF ダブル」をひと言で表すなら
「まる」かなと思うくらい
ころんとしたそのフォルムは印象的です。
 今回は徹底してその「まるい」フォルムに
こだわった花材を選びました。
まるい形には視覚的な癒し効果があるそうですよ。

  そしてもうひとつのこだわりは
ニュアンスカラーをキーワードにした色み。
トルコギキョウの葉色に似た、
ユーカリのシルバーの葉
そこに加えたコデマリは、
葉の表面と裏面では色みが違い
裏面は少しシルバーがかった
ニュアンスカラーになっています。
生けたときにその両面が見え隠れする姿が
微妙な陰影を出してなんとも魅力的なのです。

 このこだわりの組み合わせで
いざ!『フランスの田舎のキッチン』に合いそうな
素朴だけど優美さもある洗練された
アレンジを目指しました。

  生けるのに特別な技術はいりません。
みなさんもぜひ、自由な発想と、
自分のこだわりで花材を選んでみてください。

そして「PF ダブル」の新たな魅力を
引き出してくだされば嬉しいです。