ヒルガオ科サツマイモ属の一年草です。サツマイモに似た丸みのあるハート型の葉をしげらせます。タネをつけない多年草で、関東以西では越冬し(地上部は枯れ根が残る)、その他地域では一年草になります。草丈は10m以上に伸びます。
ここでは「緑のカーテン」を夏場(8月~9月)に作ることを目的とし、横浜地域(温暖地)での栽培を基準にしています。各地域各植物標準の育て方とは異なる部分がありますので、あくまでも目安としてください。(植物は生き物ですので地域や条件によって差が出ます。)とくに苗を購入される場合は販売時期と合わないことがありますのでご注意ください。 プランターは65×30 ×35cm(土の容量約35リットル)サイズを基準としています。
栽培環境 | 日当たり・水はけ・風通しのよい場所 |
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タネまき | タネができないので苗から育てます。 |
植えつけ | 夜間も明るい場所(花が咲かない可能性が高い)はさけ、完熟堆肥や腐葉土を適量混和して、株間30cm前後で植えつけます。65cmほどの深型プランターでは2株が目安です。 |
管理のポイント (栽培のポイント) |
本葉5~6枚のころ成長点を摘み、わき芽を出させ生育させると、さらに多くの葉がしげります。また窒素肥料を多めに施すのもよいです。丈が10m以上に伸びるので、丈の長いネットを準備します。花がらは病気発生の原因になるので、できるだけこまめに片付けます。 |
施肥 | 元肥として、緩効性肥料を適量混和します。生育追肥は6~11月に液肥を週1回施します。 |
水やり | 鉢・プランター植えは表面が乾いたら、底から水がでるように水やりをします。地植えは、雨が降らず乾燥が激しいとき水やりをします。 |
病害虫 | 日当たりがわるいと輪紋病が発生します。ハダニ、アブラムシ、オンシツコナジラミに注意します。 |
開花期 | 短日性で開花時期は9~10月になります。 ふつうのアサガオは朝から午前中開花しますが、この種類は朝から夕方まで 開花します。 |
その他 不開花の要因 |
1. 夜間も明るい場所 2. 日照不足で十分生育できていない 3. 茎葉がしげっている |