トケイソウ科トケイソウ属の植物です。500種類以上知られており、多くはつる性の多年草。花の美しい種類が園芸植物として栽培され、花色、花形のバラエティーさに富んで多くの人々を魅了しています。
ここでは「緑のカーテン」を夏場(8月~9月)に作ることを目的とし、横浜地域(温暖地)での栽培を基準にしています。各地域各植物標準の育て方とは異なる部分がありますので、あくまでも目安としてください。(植物は生き物ですので地域や条件によって差が出ます。)とくに苗を購入される場合は販売時期と合わないことがありますのでご注意ください。 プランターは65×30 ×35cm(土の容量約35リットル)サイズを基準としています。
栽培環境 | 日当たり、水はけのよい場所を好みます。 |
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タネまき | タネはあまり販売されておりませんので、苗から育てるのが一般的です。 |
植えつけ | 地植えの場合は完熟堆肥、腐葉土、赤玉土、緩効性肥料などを混入し、30cm間隔で定植します。 深型プランター(65cm)では2、3株を目安に植え込みます。 |
管理のポイント (栽培のポイント) |
熱帯植物なので、霜の降りない最低温度5℃以上の地域では、地植えで越冬が可能(品種で異なる)です。枯れ枝、葉は速やかに取り除き病気の発生を防ぎます。長期の肥料切れと水切れに注意します。 |
施肥 | 定植時、元肥として適量の緩効性肥料を混入し、1~2月に一度の追肥を施します。 液肥での追肥は薄めに希釈し5~7日に一度施します。 |
水やり | 地植えの場合、葉がしおれぎみのときは、水やりをします。 鉢・プランター植えでは、地表が白く乾いてきたら、十分に水やりをします。やりすぎは根腐れの原因になります。 |
病害虫 | 立枯病、乾燥期のハダニ、カイガラムシに注意します。 |
開花期 | 5~10月(種類で異なる) |
その他 | 主幹を15~20cmで摘芯し、側枝を出させ花をたくさん咲かせる楽しみ方もできます。 |
冬の管理 | 最低温度5℃以上の場所で管理、地植えでは霜よけ、防寒対策をします。プランター植えでは丈を50~100cmに切り戻し、室内に入れて管理します。 |