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ニュースリリース|2018

2018年05月07日

ハボタンの新シリーズ『円(まどか) 春の宴』の種子発売
発色が安定し切り花にもポット苗にも向く、高品質な商品を安定的に出荷


サカタのタネは、発色の安定性と茎の硬さ、花形のよさを併せ持ち、高品質なポット苗や切り花を安定して出荷できるハボタンの新シリーズ『円(まどか)』を開発し、『円 春の宴』=写真=の種子を5月下旬から発売します。『円』シリーズは、切り花とポット苗兼用です。花径は栽培方法により変化しますが、標準的な栽培で10~12㎝程度、切り花として出荷する際の草丈は約75㎝となり(温暖地8月上旬の播種)、出荷に十分な丈をとることができます。花色(葉の色)は中心部が濃いピンク色、周辺部が白色で、はっきりとしたコントラストが鮮やかです。



『円』シリーズは、従来の主要品種に比べて、発色が安定している点が大きな特徴です。ハボタン栽培で問題となる、白色やピンク色に色付いた葉が高温などの影響で薄緑色に変化してしまう「色戻り」といわれる現象がおきにくいです。また、一般的なハボタンの切り花栽培において、栽培中に茎が曲がってしまうと品質低下や出荷ロスにつながるほか、フラワーネットを上げる作業や下葉の除去作業がしにくくなります。この点で『円 春の宴』は茎が硬いため、高品質な切り花を出荷でき、現場の省力化にも貢献します。さらに花形もよく、観賞部分にあたる花(ハボタンの場合は頭頂部の葉)は、葉が立ち上がって重なり合うため、整っています。発色の安定性、硬い茎、花形のよさを併せ持つことで、切り花でもポット苗でも訴求力のある高品質な商品を安定的に出荷できます。『円 春の宴』の希望小売価格は、種子1,000粒袋、3,200円(税抜)です。全国の種苗店、JAルートを通じて販売します。


■ハボタン栽培の課題、秋の高温下における発色の安定性

寒さに強く観賞期間が長いハボタンは、花材が少ない冬の園芸シーンやお正月の縁起物として古くから親しまれています。こうした需要に合わせて、ハボタンはおもに秋にポット苗が生産されており、そのため10月から12月にかけての気候が重要になります。

近年、世界的な気候変動を背景に、「暖秋」の傾向や季節外れの12月の暑さが取り沙汰されていますが、ハボタン栽培の現場では、出荷直前のこの時期に高温が続くことで発生する「色戻り」が大きな問題となっています。一度、「色戻り」した葉は元に戻らず、苗の品質の低下に直結するため、「色戻り」しにくい品種が望まれていました。

この点で異常気象下での『円』シリーズの花色の安定性は高い評価を受けており、生産者の試作では「色戻りしにくく、花色もよい。発色も早い」など、高い評価を受けています。生産者は安心して高品質な苗を育てることができるため、『円』シリーズは収益の安定化に貢献します。
 

『円 春の宴』(左)の花は鮮やかな白色とピンク色だが、他社品種(右)は「色戻り」が発生し、緑色がかっている
=2016年12月19日、サカタのタネ掛川総合研究センター(静岡)


■茎の硬さは高品質なハボタンの条件

ハボタン品種では近年、切り花用の品種をポット苗用としても利用するトレンドがあります。その両方で重要となる特徴の
1つが「茎の硬さ」です。茎を長くとる必要がある切り花では特に重要となるほか=写真=、ポット苗についても、茎が硬いと苗がぐらつかず、高品質な苗を出荷できます。

なお『円 春の宴』は、発色のよさ、花形のよさなどが評価され、2017年の第63回全日本花卉品種審査会で一等特別賞を獲得しています。


 

■ハボタン『円 春の宴』の作型図





※ 価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

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