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ニュースリリース|2017

2017年12月04日

べと病抵抗性ヒマワリ『ビンセント(2型)クリアオレンジDMR』の種子発売
良質な切り花出荷が可能な「ビンセント」シリーズがさらに栽培しやすく


サカタのタネは、べと病※1抵抗性※2を持つ観賞切り花用ヒマワリのF1新品種『ビンセント(2型)クリアオレンジ DMR』 =写真= の種子を生産者向けに2017年12月中旬から発売します。



『ビンセント(2型)クリアオレンジDMR』


「ビンセント」シリーズは、当社が2009年に発表したヒマワリです。日長中性※3を持ち、年間を通じて播種から約55日~60日で開花します。花弁の重ねがよく花弁数が多いので花にボリューム感があり、一年を通して良質な切り花を安定して供給できます。花が上向きに咲くためアレンジメントにも向いています。

『ビンセント(2型)クリアオレンジDMR』は、「ビンセント」シリーズにラインアップされる「ビンセント クリアオレンジ」に、べと病への抵抗性を持たせ、茎をより硬くし、さらに栽培しやすくなった品種です。花色はオレンジ色、中心部は緑芯のさわやかな色合いで、観賞用品種の緑芯としては日本初のDMR品種です。DMRは「Downy Mildew Resistance(べと病抵抗性)」の略です。

当社は2014年1月、世界で初めてべと病抵抗性の観賞切り花用ヒマワリの開発を発表し、2017年4月にはべと病抵抗性品種「ビンセント(2型)タンジェリンDMR」(濃いオレンジの花色、黒芯)の種子販売を開始しました。『ビンセント(2型)クリアオレンジDMR』が加わることで、生産者の方には安心して栽培できる緑芯・黒芯品種ができたことになります。

べと病は被害が広がると収量が激減し、防除のコストや労力もかかることから、生産現場では重要な課題となっていますが、『ビンセント(2型)クリアオレンジDMR』を試作した産地からは「べと病が出なかった」という評価を頂いています。
今後も当社は、生産者の負担軽減、経営環境の改善につながる品種を開発していきます。

同品種の種子の希望小売価格は、1,000粒入り1袋3,500円(税抜)※4です。全国の種苗店、JAルートを通じて販売します。


■ヒマワリのべと病について

ヒマワリのべと病は、ヨーロッパを中心に世界的に知られています。被害が広がると収量が激減し、例えばオランダの生産者の事例では、出荷ロスが50%以上に及んだことが報告されています。近年国内でも増加していますが、国内でのヒマワリべと病の認知度については、産地により温度差があるのが現状です。

ヒマワリは、2000年代半ばごろから父の日向けの需要が出てきたほか、秋のハロウィーンイベントでも使われるなど、利用の幅が広がってきています。特に母の日、父の日の時期にあわせて出荷するには、栽培期間がべと病の発生しやすい時期にあたります。「ビンセント」は、「発芽がよく生育がそろう」「生産のロスが少なく、出荷率が上がる」という特長があり、さらに『ビンセント(2型)クリアオレンジDMR』は、従来の「クリアオレンジ」よりも茎が硬く栽培しやすく、また他社の緑芯系品種に比べて、「時間が経過しても花がきれい」という声も頂いています。べと病抵抗性を持ち、品種としても優れた『ビンセント(2型)クリアオレンジDMR』が、生産者の労力、コストの削減に寄与することを期待しています。なお、当社のべと病抵抗性ヒマワリ『ビンセント(2型)クリアオレンジDMR』「ビンセント(2型)タンジェリンDMR」は、現在発生が確認されているヒマワリべと病の10種類以上あるレース※5のほぼすべてに対し抵抗性を持っています。


■    ヒマワリ「ビンセント」シリーズのラインアップ(6色8品種)

 

品種 花色
ビンセント(2型)クリアオレンジ DMR さわやかなオレンジ色に緑芯。べと病抵抗性
ビンセント(2型)タンジェリンDMR とても濃いオレンジ色に黒芯。べと病抵抗性
ビンセント(2型)クリアレモン さわやかなレモンイエローに緑芯
ビンセント(2型)ネーブル シリーズ中で最も濃いオレンジ色に黒芯
ビンセント(2型)オレンジ 温かみのあるオレンジ色に黒芯
ビンセント(2型)クリアオレンジ さわやかなオレンジ色に緑芯
ビンセント(2型)タンジェリン とても濃いオレンジ色に黒芯
ビンセント(2型)ポメロ さわやかな黄色に濃い茶芯


■『ビンセント(2型)クリアオレンジDMR』の作型図


 


※1  べと病:
卵菌の一種(Plasmopara halstedii)の感染によるもので、葉に黄緑色の病斑を生じやがて白色の胞子が形成される植物病害。被害が激しいと株が萎縮して草丈がとれなくなり、結果出荷ロスが発生する。育苗期に冷涼かつ水分の多い環境下で発生しやすくなる。

※2 抵抗性:
当社では発病条件(温度、湿度、病原体の密度など)の影響を受けにくい安定したものに「抵抗性」、それに比べ影響を受けやすいがその程度が軽く、収穫する上ではほとんど問題にならない性質を「耐病性」としている。「抵抗性」としているものでも、発病条件や新しいレ-スの発生などにより発病する可能性はある。

※3 日長中性:
日の長さに関係なく、一定の大きさになると花芽が形成されること。

※4 価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

※5 レース:
同一種の病原菌の中に性質のやや異なる系統が含まれていることがあり、宿主植物の品種の違いに応じて発病の有無が異なる系統がある場合は、それらの系統のことをレースと呼んでレース番号などを付けて区別する。
 

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