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ニュースリリース|2017

2017年06月05日

花房が大きなアジサイ『万結珠(まゆだま)』を発売
迫力のある草姿で見栄えよく、店頭での訴求力が高い新品種


サカタのタネは、花房が大きくやわらかなフリルの花弁が愛らしいアジサイの新品種『万結珠(まゆだま)』(=写真=)の苗(増殖用母株)を発売します。日本におけるアジサイの育種の先駆けであり、世界的にも評価が高い「さかもと園芸」(群馬県桐生市)の坂本ティアムチャイ氏が育成したものです。



『万結珠』は花房の大きさが20~30cmと従来品種に比べ大きく迫力のある草姿が特徴です。装飾花※1の大きさは約5cmで草丈は45cm程度になります。花房が大きいため、店頭で陳列される際に見栄えがよく、強い訴求力が期待できます。また、従来品種よりも茎が硬いため、栽培時の管理がしやすく、輸送性が高いといった特長があります。

『万結珠』の品種名は、群馬県桐生市の「未来創生塾」の塾生によって命名されました。桐生市では、昔から絹織物とともに養蚕が盛んでした。その蚕から生み出される絹糸にちなみ「万(よろず)の縁を結びつけてくれる艶やかで美しいもの」といったイメージから命名されました。

アジサイは、栽培時の用土のpH※2の違いにより、同じ品種でもブルーとピンクに作り分けることができます。『万結珠』のブルー仕立ては、特に咲き始めで中心部分が淡い紫からスカイブルーへと変化する美しいグラデーションカラーで市場関係者から高い評価を獲得しています。ピンク仕立ては、母の日ギフトに好適な愛らしい花色となっています。

『万結珠』は2017年6月上旬から全国の種苗店などを通じて生産者向けの受注を開始します。出荷形態は増殖用母株72穴(保証本数70本)で、希望小売価格※3(税抜)は290円/本、出荷用ラベルは44円/枚です。


■「さかもと園芸」について

群馬県桐生市の「さかもと園芸」は、長年、日本のアジサイの育種をけん引するナーセリーとして世界的にも評価されています。先代である坂本正次氏が1980年代に作出した大輪テマリ咲き品種「ミセス クミコ」は、1992年に開催された世界規模の園芸博覧会「フロリアード」の鉢物部門で1位を受賞しその名を世界に知らしめることになりました。2007年に正次氏が第一線を退かれてからは、坂本ティアムチャイ氏が育種を担当。元システムエンジニアの経験と豊かな感性から、既成概念にとらわれない色づかいと独特の観察力で、オリジナリティのある品種を次々と作出しています。



坂本ティアムチャイ氏=群馬県桐生市「さかもと園芸」


■『万結珠』品種名の由来と「未来創生塾」について

「未来創生塾」(塾長:宝田恭之氏)は、群馬大学理工学部(所在:群馬県桐生市)を中心に、桐生市の産・官・学・民が連携した地域発のオリジナル教育プログラムです。桐生市の自然・歴史・文化・産業・風習を生かした知識と感動を継続的に親子に提供し感性を磨くことにより、地域に誇りを持った世界に通用する人材の育成を目指しています。

本プログラムの活動「わが街発見!産業編~園芸農家見学~」として、「さかもと園芸」で授業を行い、アジサイの育種や花卉生産について学びました。その一環として、アジサイ新品種の名前を未来創生プロジェクトの塾生の中でつけることになり、多数の候補の中から「万結珠」に決定しました。


■アジサイの花色の作りわけについて

アジサイは栽培土壌の酸度(pH)によって花色がブルー、パープル、ピンクに変化します。酸性ではブルー、中性ではパープル、アルカリ性ではピンクになります。ホワイトは、色素を持たないため、酸性・アルカリ性どちらの土壌に植えても花色が変わることはありません。また、品種によっては土壌の影響を受けない種類もあります。青色になるのは土壌の中のアルミニウムが吸収され、アントシアン色素と結合し発色するためです。反対にアルミニウムが溶けずに吸収されないとピンク色に発色します。アルミニウムは酸性土壌ではよく溶け、アルカリ性土壌では溶けにくい仕組みになっています。アジサイの生産者はこのような条件に加え、アジサイの品種特性を活かし、より美しく発色させるために肥料などで調整しています。
 


※1 装飾花:
花弁の形に見える部分を「装飾花」と呼び、「がく」が大きく成長したものである。真の花は、小さく目立たない。

※2 pHとは、酸性かアルカリ性かを表す土壌酸度の単位のこと。pH7.0の中性を境とし、1.0~7.0が酸性、7.0~14.0がアルカリ性となる。

※3 価格はすべて希望小売価格(税抜)です。価格の自主的な決定を拘束するものではありません。

 

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